今日の多摩エリアは、雨が降ったり止んだりしていた天気でした。晴れているのに雨が降っていたので虹が出るだろうと考えていましたが、キレイに虹が出ていました。
晴れているのに「雨」が降るこの現象は、一般的には「天気雨」/国内の特定エリア(長野・新潟・福岡などの一部の地方)では「狐の嫁入り」と呼ばれています。なんと、イタリア、イギリス、ポルトガルなどの多くの国の一部でも同様に「狐の嫁入り」と呼ばれているそうです。(注:英訳すると「Fox wedding」となる単語表記として)世界各国においても「狐」は人間を騙す生き物として認知されているようです。
この「狐の嫁入り」には様々な伝説が存在します。「狐が嫁入りするので、人間に見られないように雨を降らせる。」「神様への雨乞いのため、女性を神様に嫁入り(生け贄として捧げる)させる必要があった。ところが、村人は狐を騙して嫁入りさせる事でごまかそうとした。しかし、騙すのに耐え切れなかった男が本当の事を狐に話したが、狐は男の事が好きで受け入れる。そうすると雨が降り出した。」「狐の守り神様が、災害と戦っている時の涙である。」などなど。
科学的には解明されているこの現象ですが、過去から現代まで伝わってきた「狐の嫁入り」という言葉は、後世にも語り継いでいきたいものですね。