しばらく前に足首を捻挫したのですが、やっと回復しました。治療のために接骨院に通ったのですが、その際に自分の身体の不調の原因が色々と判明したので、しばらく定期的に通院することにしました。そのおかげで、肩の痛み、腰痛、身体の左右・前後バランスの悪さ、などが少しづつ治ってきています。これぞ正に「怪我の功名」です。
類語としては、「雨降って地固まる」「禍を転じて福となす」などがあります。意味合いとしては、「悪い事や、よくない事が起こっても、それを自分に有利になるようにすること」です。生徒に「ことわざ」を教えるのは、大変な場合もあります。時代が異なるから仕方ないのですが、なかなか理解されない「ことわざ」もあります。
現代では理解されない「ことわざ」の例として、「金は天下の回り物」→「お金がないと金持ちになれない、金持ちがお金を持っているので天下に回らない」、「犬も歩けば棒に当たる」→「犬はしっかりとリードに繋がれているので棒には当たらない」などです。また、女性差別が当たり前だった時代の「ことわざ」は、現代において全て当てはまりません。これも例を挙げると、「女わらべのいう事、用うべからず」→「女性や子どもは考えが浅いので、参考にする必要はない」、「女賢くて牛売り損なう」→「女性は目先の欲にとらわれ大局を見失い、失敗する」などです。
上記のような時代に合わない「ことわざ」は、知識として覚えるだけで実際に使用する機会はないでしょう。そろそろ文部科学省も、時代に合わない「ことわざ」を教科書に収載するのを考え直す時期なのかもしれません。