この教室にも、生き物を飼っている生徒さんが多くいます。犬猫のような普通のペットから、ハムスター・うさぎなどの小動物、それ以外になると爬虫類や昆虫などです。保護者の方としては、「子どもが興味を持つのでしかたなく」といったケースから、「長年一緒に暮らしていて家族の一員」といったケースまであります。犬や猫では10~20年程度の寿命がありますが、ハムスターやウサギなどでは2~3年しか生きられない種類もあります。寿命が近づいて健康状態が悪化しても、両親に任せず、しっかりと世話をしてあげて欲しいものです。
ひと昔前は、ヘビ・カエル・トカゲなど何処にでもいたのに、現在は探すのには苦労します。昆虫もそうです。夏場は取り放題だった、カブトムシ、クワガタ、バッタなども現在では見つけるのに苦労します。子ども達も、苦労して捕まえた生き物であれば一生懸命世話をするものですが、購入した生き物だと「死んだらまた買えばいい」という気持ちが透けて見えます。できれば、そんな気持ちを持った子どもにはなって欲しくないと思います。しかし、興味本位で購入したペットの世話は、両親が行うなどというケースも聞きます。
様々な生き物と触れ合う事には賛成です。しかし、生き物の命を軽く扱う事に繋がりかねない、金銭で解決する方法には警鐘を鳴らしたいと思います。保護者の皆さまも、お子様に「生命の大切さを」しっかりと教えてあげてください。