日本の教育には、「なるべく間違えない」という不文律があります。私が小中学校教育を受けていた30年以上前に比べれば、現在では少しは変わってきていると言えますが・・・・。それでも生徒は「間違えたくない」と口にします。それと比較すると、ヨーロッパ・アメリカ系の子どもは、間違ったとしても「習っていない事なんだから、間違っても当然」と言います。私は日本人ですから、一概にどちらがいいとは言い難いです。でも、2020年から導入されている「プログラミング教育」が、「文化の違いの架け橋」になってくれるといいなと思います。
「プログラミング教育」は、教えられるのではなく自ら考えることが主体となります。「失敗」・「トライ&エラー」を繰り返して学んでいく形になる、日本でも初めての教育になるでしょう。今までの日本の教育は、「事前に予習」をして、なるべく「間違わない」ことが王道とされていました。しかし、「プログラミング教育」は、「やってみないと分からない」・「この数値を変えると、動きはどう変化するのか」を学んでいく初めての教育と言えます。我々の世代には難しかったかもしれませんが、現代の子どもには自然と受け入れられるでしょう。
専門学校生・大学生・社会人になると、具体的な「プラグラミング言語(JAVA・C・C++ など)」を学ぶようになります。そこで、小・中・高校生のうちに基本的な考えを学んでいれば、習得が早くなり、理解もスムーズになります。これからの世の中では、「仕事」と「プラグラミング言語」は切り離せなくなっていくでしょう。早く、「プログラミング言語を学ぶのが当たり前となる世の中」になればいいなと思います。