「牛乳」と呼ばれる飲料は、何も書かれていなくても、全て成分は「無調整」です。これは国が定めた「乳等省令」で決められています。では「加工されている牛乳」は何と呼ばれるのでしょうか?
「低脂肪乳」や「濃厚ミルク」など、牛乳に由来する「乳脂肪分」を加工したものを「加工乳」と呼びます。そして、牛乳に由来しない成分を使用した「加工乳」、「カフェオーレ」や「コーヒー牛乳」などを「乳飲料」と呼んで区別しています。
「牛」は本来、寒冷地で生育する生物です。寒い冬に備えるために、晩秋から初冬にかけて、エサをたくさん食べて体内に脂肪を溜め込みます。そのため、この時期が、「牛乳」の「乳脂肪分」が最も高く、「濃厚でコクのある」味となります。逆に夏は、水分が多く、「乳脂肪分」が最も低くなり「さっぱり」とした味になります。
寒い季節ですが、美味しい「牛乳」を飲んで「冬」を乗り切りましょう!